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学会誌

2002 Vol.4 No.1 Japanese

目次

Japanese

English

原著

<臨床>

The Development of a Japanese Version of the HIV Dementia Scale to Detect Cognitive Disporders in Patients with HIV, and Its Sensitivity and Specificity

Objective: The purpose of this study was to develop a new Japanese neuropsychological test to detect cognitive disorders including ADC in patients with HIV infection.

Naotsugu HIRABAYASHI, Takeshi SAKAI, Tomoko KISO, Asako NOBUTO, Yukie YAMASHITA, Akihiko ISOMOTO, Kenichi KOJIMA, Tomoyuki HANAOKA, Tomoki KIMURA, Katsuyuki FUKUTAKE… 1

<疫学>

HIV感染者数とAIDS患者数のシステム分析による中長期展望の試み

緒言:性的接触による日本国籍のHIV感染者数について、今後の対策による効果をシナリオとして画き、システムモデルを用いて2010年末まで試算した。

橋本修二、福富和夫、山口拓洋、松山裕、中村好一、木村博和、市川誠一、木原正博… 8

<社会>

東京女子医科大学病院におけるHIV感染症例26例の臨床的解析および診療体制について

目的:当院で経験したHIV感染症例の臨床像および背景について検討する。

井戸田一朗、日台裕子、菊池賢、山浦常、戸塚恭一、高橋純生、長田広司、清水勝… 17

症例報告

<臨床>

抗HIV治療薬投与中に発症し recombinant human growth hormoneにて軽快し得たwastingを伴うlipodystrophy(fat distribution syndrome)の1例

目的:Lipodystrophyを合併した抗HIV薬投与中の患者にrecombinant human growth hormone(r-hGH)を投与し有効性および副作用を検討した。

堤豊、田中淳司、大野稔子、盛暁生、浅香正博、今村雅寛… 23

研究ノート

<臨床>

シミュレーションにより検討した日本における最適なHIV母子感染予防対策

目的:現在と近未来における日本に最適なHIV母子感染予防システムを比較検討する。

稲葉淳一、永松あかり、箕浦茂樹、宮澤広文、安岡彰、岡慎一、帖佐徹… 27

活動報告

<検査>

HIVの輸血感染を撲滅するための試みとしての血液センターにおけるHIV検査サービス

目的:われわれは現今の輸血によるHIV感染防止対策を評価した上で、HIV感染危険者が検査結果を求めて献血することを防止するため、そうした人達に検査サービスを提供することで献血を回避する方策を試みた。

霜山龍志、田中聖子、金子千浪、加藤俊明、池田久實… 37

学会印象記

病いが映し出す脆弱性-第6回アジア・太平洋地域国際エイズ会議に出席して-

市橋恵子… 43

理事会議事録

2001年度日本エイズ学会第2回理事会議事録… 46