HOME学会誌2003 Vol.5 No.2 Japanese

学会誌

2003 Vol.5 No.2 Japanese

目次

Japanese

English

原著

<臨床>

Significant Decrease in the Serum Haptoglobin Level after the Antiretroviral Therapy in Patients Infected with Human Immunodeficiency Virus-1

Subjects : We examined the serum haptoglobin (Hp) levels in 52 HIV-1 infected patients at our hospital. Fifteen of them were hemophilic, and 37 of them had been infected by sexual contact.

Masahiro YAMAMOTO, Ryusuke NAKAO, Tomoya MIYAMURA, Hirotoshi SHIMADA, Eiichi SUEMATSU… 71

研究ノート

<社会>

大学生保護者のHIV/STDに関する意識調査

目的:日本社会の若者の性行動低年齢化が進行している中,性教育は健康教育において重要性を増している。保護者が性教育に果たす役割は明らかでなく保護者自身の性の知識や意識や子供への対応を明らかにする目的で調査を行った。

武富弥栄子、尾崎岩太、山田茂人、濱野香苗、井上悦子、佐野雅之、只野寿太郎… 76

第16回日本エイズ学会シンポジウム記録

HIVによるMHCクラスIIの発現抑制の分子機構とAIDS発症機構

要旨:HIVの複製は,自身がコードする転写活性因子Tatの働きにより劇的に促進される。これは,Tatが細胞側の転写伸長因子positive elongation factor b(P-TEFb)を転写されたHIV自身のRNA上にリクルートすること…

金澤智、岡本完、岡本尚… 82

IFN-γ遺伝子組込み弱毒SHIVのワクチン効果

喜多正和、榎瀬良美、宇賀神秀樹、横山京子、鈴木元、桑田岳夫、三浦智行、阪井弘治、高橋栄治、篠原克明、山本俊郎、今西二郎、速水正憲… 86

SIV Gp120コアの機能領域に付加する糖鎖の役割

要旨:SIVmac239株Env Gp120のC2V3領域に付加するN結合型糖鎖は,ウイルス感染性の発現に必須である。一連の糖鎖変異体を用いた生化学解析,および…

富田康浩、横山勝、仲宗根正、永井美之、佐藤裕徳… 89

困難事例と心理臨床のアプローチ

矢永由里子、高田知恵子… 92

女性HIV感染者のマネージメント

宮澤豊、野々山未希子… 96

HIVと肝障害(HCV)

林和彦、本多隆、横崎正一、長野健一、豊田秀徳、片野義明、中野功、福田吉秀、後藤秀実、高松純樹… 101

HIV感染症と肝障害~HIV感染者におけるA型肝炎~

井田節子… 107

抗HIV療法のモニタリング

金田次弘、加藤真吾、山元泰之、千葉智子、杉浦亙… 109

国際シンポジウム:アジアにおけるAIDS流行

小松隆一、山本直彦… 113

臨床医学 Selected Papers

岡慎一、味澤篤… 118

トピックス

ICAAPがやってくる 第7回アジア・太平洋地域エイズ国際会議に向けて第2回 一つの希望 多様な試練

宮田一雄… 126

学会印象記

日米エイズ会議印象記(ちゅらうみの沖縄から)

田中勇悦… 131

HIV-1/2感染症の診断法2003版(日本エイズ学会推奨法)… 136

日本エイズ学会理事および理事長選挙結果… 141

平成15年度日本エイズ学会ECC山口メモリアルエイズ研究奨励賞候補者の募集

… 142

編集委員会運営規則の一部改定… 143