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学会について

日本エイズ学会の沿革

設 立

1987年12月21日

目 的

この法人は、エイズとHIVに関する諸問題の研究の促進、会員相互の交流および知識の普及と啓発を図ることを目的とする。

事 業

この法人は、前条の目的を達成するため、次の事業を行う。

  1. 学術集会、研究会等の企画、運営及び開催事業
  2. 学会誌、その他出版物の刊行事業
  3. エイズ研究者相互の連絡および国際交流事業
  4. 学会認定医・指導医および学会認定HIV感染症看護師・HIV感染症指導看護師制度の実施事業
  5. その他、この法人の設立目的を達成するための事業
役 員

理事長1名、理事21名、監事2名、学術集会・総会会長1名

会員数

1,673名(2022年6月現在)

学会設立の経緯と活動

世界におけるエイズの流行に備え、その対策に資することを目的として、1987年(昭和62年)12月「エイズ研究会」が設立され、1990年(平成2年)7月に「日本エイズ医学会」に改称された。その後、1991年(平成3年)に名称を「日本エイズ学会」と改称し、基礎医学、臨床医学に疫学、社会医学分野も含めた総合医学的な学会として活動を開始した。
 

以降、エイズとHIVに関する研究・治療の推進、知識の普及と啓発およびHIV感染者ならびにエイズ患者へのサポートを含め、会員相互の交流を中心とした活動に取り組んでおり、2016年6月に一般社団法人化した。
 

日本エイズ学会は、ウイルス感染症としてのエイズを制圧するために、ウイルスそのものの特徴ならびにウイルスに対する生体免疫反応を分析し、ウイルスに対する感染予防法としてのワクチンや薬剤開発を含め、ウイルス増殖を抑制するための手法を考えだし新たな治療戦略を産み出す「基礎医学的な分野」と、それらの手法を駆使しエイズ患者・HIV感染者の治療にあたる「臨床医学的な分野」、様々な検査法をもとに流行状況を分析し感染の拡大を防ぐための「疫学的な分野」、そして患者・感染者のおかれている現状を認知し精神的なケアを含め全人的な救済を目的とする「社会医学的な分野」の異なる4分野の研究者が一同に会し衆知を集め、エイズの蔓延化ならびに患者・感染者、そして彼らに関連する人々を救うことを目的とした独自性の高い学会である。以上のように、医療者および患者・感染者そしてその関係者を中心とした会員から構成された本学会は、エイズに関連した諸問題に取り組むために設立されたものである。